♪ 夏がくれば思い出す ♪
夏といえば尾瀬! 尾瀬といえばミズバショウ!
ミズバショウは湿地一面に群がって咲くサトイモ科の多年草です。
白いホウに包まれて棒状の花軸があり、ここに薄い緑色の小さな花が集まっています。
茎は地中深くに潜り、表面にでてくる事はありません。
葉がバショウの葉に似ているために、この名前がつきました。
ミズバショウに似たお花で同時期に開花するザゼンソウというものがあります。
お堂の中で一人、座禅を組むお坊さんに例えられています。
別名「ダルマソウ」は達磨大使にちなみます。
ミズバショウとセットになって紹介される事もありますが、湿地帯にはあまりありません。
サトイモ科のお花には、ほかにアンスリウム、スパティフィラム、サトイモなどがあり、
どれもミズバショウと同じホウと花穂(かすい)を持つお花です。
尾瀬にはミズバショウのほかにも美しい高山植物がたくさん咲いています。
尾瀬と名のつく植物は12科18種類あるそうです。
ここでは、よく知られている高山植物を取り上げます。
・・・高山植物・・・
高木限界よりも標高の高い高山帯(中部地方で2400m付近)に自生する植物の総称です。
高山帯は、風も雪も激しく、紫外線も強い場所です。
しかも土壌の水分や栄養分も乏しく、気候も変わりやすく、植物にとって、よい条件とはとてもいえません。
しかし、その条件の中でも適応できる機能をもっています。
一般に、地上部は小さく地下部は発達しています。
特に葉は小さく、多肉になったり、毛で覆われていたり、針状やうろこ状など、様々な形が見られます。
また、花は比較的大きく色鮮やかなものが多く、生育期間も短いので、ほとんどの種の花が、いっせいに咲くので、ほんとうに素敵です。
<コマクサ>ケマンソウ科
日本産の高山植物の中でいちばん美しいといわれています。
花の形が馬の顔に似ているので「駒草」と呼ばれます。
他の植物が育たないような磯地に転々と群落を作っています。
<ホソバヒナウスユキソウ>キク科
尾瀬の至仏山と谷川岳のみに特産するエーデルワイスの仲間です。
細い葉の表面には綿毛で覆われていて、花のように見える星型の部分は、
花びらではなく葉の変形したホウで、中心の黄色い部分が花です。
<チングルマ>バラ科
どこの高山でも見られる代表的な高山植物です。
茎はよく分岐してマット状に広がるので、とても大きな株になります。
花が終わるとテッセンのように、長い毛をもつ小さな果実をつけます。
和名は、この長い毛が風に揺れる様を「稚児車(ちごぐるま)」に見立てています。
<ツガザクラ>ツツジ科
スズランに似たつぼ型のピンク色の小さなお花をつけます。
葉の形が針葉樹のツガに似ていることから、この名前がついたとされます。
とても愛らしいお花が一面に咲きます。
・・・近くのオススメ高山スポット・・・
<伊吹山>
滋賀県と岐阜県の県境にある南北に連なっている1000m~1300mの山々で最南端に
位置する1377.4mの山です。8合目まで車で行けます。
伊吹山にもイブキと名のつく植物があります。
ここでしかみられない「イブキアザミ」「ルリトラノオ」を見に行ってみてはいかがですか?
<六甲高山植物園>
六甲ケーブルと山上バスで行けます。これから見頃のお花は、ハガクレツリフ
ネ、サギソウ(鳥のサギに似ているお花です)、マツムシソウなどです。
〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150 TEL.078(891)1247