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カテゴリ:そのほかのお話
  • 花次郎イベント情報  ~ アテネオリンピックのブーケ ~
    [ 2007-08-08 19:14 ]
  • 花次郎イベント情報   ~ 神秘 古代ハスの開花 ~
    [ 2007-08-08 19:06 ]
  • 花次郎イベント情報 ~ イコノロジー ~
    [ 2002-09-29 21:52 ]
  • 花次郎イベント情報 ~ 十五夜 ~
    [ 2002-09-15 17:32 ]
  • 花次郎イベント情報 ~ 重陽の節句 ~
    [ 2002-09-08 17:19 ]
  • 花次郎イベント情報 ~ 世界の国花 ~
    [ 2002-09-03 17:08 ]
  • イベント情報 ~ 花火 ~
    [ 2002-08-16 18:17 ]
  • 花次郎イベント情報 ~ ミズバショウ ~
    [ 2002-08-11 18:28 ]
  • 花次郎イベント情報 ~ 毒のある植物 ~
    [ 2002-07-27 12:45 ]
  • 花次郎 イベント情報 ~ お盆について ~
    [ 2002-07-14 19:39 ]
花次郎イベント情報  ~ アテネオリンピックのブーケ ~

記憶に新しい アテネオリンピック。
メダルラッシュの日本勢ですが、お花好きの方には きっと気になるハズ。
勝者だけに贈られる、あの冠とブーケ。
今回のオリンピックブーケは オリーブをふんだんに使ったナチュラルブーケですね。

実はアテネとオリーブってとても深い関係があったのを、ご存知でしたか?


<ギリシャ神話のお話>
 あるとき、女神アテネ(知恵と道徳を支配し、農業を守る女神)と、海神ポセイドンが、ギリシャにある一つの都市の支配権を争っていました。どちらも譲ろうとしなかったので、神々は「人間に最も役に立つものを創造したほうに、その都市を与える」ことにしました。
 そこで、ポセイドンは鉾を手にし、地面を打って馬を作りました。アテネはオリーブの木を作りました。
 当時、馬といえば戦いには欠かせないもの。ポセイドンの勝利のように思いますが、オリーブはその馬よりももっと重要だと判断され、その都市はアテネに与えられたのでした。  そう、この都市が現在のアテネなんです。

 ギリシャ人たちは、守護神になったアテネに感謝し、アテネの町を築き、アテネとポセイドンを祭るエレクテイオン神殿を建て、その庭にオリーブの木を植えました。
 また、アクロポリスの丘のアテネ像に捧げられた黄金のランプは、オリーブ油によって、一年中消えることなく灯されました。
 アクロポリスの丘には、アテネをまつったパルテノン神殿も建てられ、アテネの祭典の競技の勝利者にはオリーブの枝で作った冠が与えられたのです。これが今日では
国連の旗章に用いられ、「地球上の平和を守る理想」をあらわしています。

そう、オリーブの花言葉は「平和」。 アテネとポセイドンの争いは血を流すことなく解決されましたね。


オリーブは、地中海沿岸で5千年以上前から栽培されています。ギリシャ語のエライア(油)が、ラテン語のオリーヴァ(オリーブ)になったといわれています。塩漬けにした果実は食欲を増進させる働きがあるそうです。

  

ちなみに、4年前のシドニーオリンピックでは、真っ赤なワラタと、カンガルーポーを入れたブーケだったようです。ともにオーストラリアに自生するお花で、カンガルーポーは秋から冬に、ワラタは年に数回程、花次郎に入荷します。
オリンピック開催期間は、シドニー中のお花屋さんからワラタが姿を消したんだとか。
オリンピックブーケのために買い占められてしまったんですね。





写真:青木繁伸
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden

発行:フラワーショップ花次郎
本文の無断引用・転載は禁じています。



by hanajiro_voice | 2007-08-08 19:14 | そのほかのお話
花次郎イベント情報   ~ 神秘 古代ハスの開花 ~

こんにちは、花次郎です。
まだまだ残暑は厳しいですが、夜はひんやりとすごしやすい日もありますね。

今回は、日本の夏には欠かせないハスのご紹介です。



写真:青木繁伸
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden



200種とも、300種ともいわれるハスの中で、ひときわ有名なハスがあります。

大輪の淡い紅色の花の開花は、世界中に衝撃を与えました。
そのハスの種は、なんと2000年前の地層から発見されたものだったのです!!


1951年、千葉県 検見川の泥沼で、3粒の種子が発見されました。
翌年、その一つが大賀博士によって、見事 大輪の花を咲かせました。
博士の名前をとって、そのハスは「大賀ハス」と名づけられました。

博士の住んでいた府中市が「大賀ハス」発祥の地とされています。
ハスはのちに、博士の自宅隣にあった寿中央公園の池に移され、
現在も各地で繁殖し、「古代ハス」として、私たちを楽しませてくれています。



ハスの美しさは儚いもの。
花の命は たった4日間。

毎朝開き 昼から午後は閉じています。
そう、咲くのは早朝なんです。
朝の3時ごろからゆっくりと咲き始め 7時から8時ごろが一番美しい形となります。

優しい1日目の花、
一番美しいといわれる2日目の花、
最も大きく咲く3日目の花、
そして4日目には花びらを一枚ずつ落としてゆきます。



ハスは花びらが、20~25枚のものを一重咲き、
50枚以上のものを八重咲き、その中間を半八重咲きと呼びます。
花托のまわりにおしべがたくさんついていますが、このおしべが花びらに変化して、
花弁数が多くなったものが八重咲きで、100枚~300枚にもなるといいます。

また、双子のように花がくっついた「双頭蓮」や、さらに頭が出ると「多頭蓮」と呼
ばれますが、こちらになると3000枚から5000枚にもなるんだそうです!!


ハスの原産地は、インドや中国。なんと一億年前から地球に存在していたんだと
か。。。
仏教には欠かせないお花で、お盆にも蓮花や蓮台を活けますね。
開花時期は7月から8月。遅咲きのものは9月まで見られるそうです。
今頃は、花托が大きくなったもの(蓮台ともいいます)も、一緒に見られるようで
す。
早起きして、ぜひ、美しい開花を見たいものですね。


発行:フラワーショップ花次郎
本文の無断引用は禁じています。
by hanajiro_voice | 2007-08-08 19:06 | そのほかのお話
花次郎イベント情報 ~ イコノロジー ~
みなさんは、ボッティチェッリの「春」という絵をご存知ですか? 
誰もが一度は見たことがあるはず!
今回は、ルネサンス期のこの絵画のヒミツを紐解きます。(もう秋ですけど!)


美学論の中に、イコロノジー(図像解釈学)という分野があります。
どういうものかというと、簡単に言えば、絵画に描かれているモノの意味を探る・・・絵画を読むということです。
たとえば、宗教画で白ユリの花が描かれていたらそのユリはマリア様の象徴です、とか、花とドクロが一緒に描かれていたら、「はかなさ(=ヴァニタスっていいます)」を表すとか、そういうのです。

では、ボッティチェッリの「春」をイコノロジーに沿って見てみましょう。


<ヴィーナス>
この絵の、画面中央には白い透けるようなドレスに、金の星型の縫い取りがある青いマントをまとった女性が、優雅な中にも威厳のある姿で表されています。
青いマントの裏地は赤。
赤と青のマントは聖母がまとう事になっていたので、研究者達は早くから彼女が聖母に似ているということに注目していました。
聖母がまとった場合には、赤は慈愛の、青は信仰の象徴とされています。
金の星型の模様も、永遠の空、つまりは神の領域を象徴します。
             
 
<西風ゼフュロス> 画面右端の人物
オウディウスの『祭暦(ファスティ)』のなかの西風ゼフュロスにまつわる愛をそっくりに描いている。
オウディウスによると、世界の西の果てには西風の支配するヘスペリデースという黄金のリンゴの実る常春の国があり、そこは花の女神フローラが支配している理想郷だというとである。
画面右端には、春を告げる豊饒の風ゼフュロスは純潔なニンフのクロリスに恋をして、木陰から彼女に襲いかかる。
クロリスはそれを振り払おうとするが、まさにゼフュロスが彼女の体に触れた途端に、クロリスの唇から吐息となって花々があふれ始め、クロリスは春の到来を告げる女神フローラへと変身するのである。

オウディウスは西風が彼の情熱の犠牲となった乙女を不死の女神に変え、結婚の贈り物をして花の王国を与えたのです。


<三美神>
同じ愛の弁証法がヴィーナスの左側の3人の女性によってもあらわされています。
彼女達はヴィーナスの侍女である「三美神」で、学者達によれば、ヴィーナスから一番離れたところにいる髪を乱した女性が「愛欲」で、彼女と向かい合っている髪を束ねている真面目な女性が「貞節」、彼女らをなだめて、「貞節」の手を低く、「愛欲」の手を高く持ち上げているのが「美」であるとされている。


どうでしたでしょうか?今まで、「絵画を読む」という作業をしたことなんてありましたか?
登場人物、ポーズ、身に付けているもの、それぞれに、意味があるんですね。
すごく面白いと思いませんか?

イコノロジーについては、今後も少しずつですが、連載していきたいと考えています。

   
参考文献:
若桑みどり 『絵画を読む イコノロジー入門 NHKブックス』(日本放送出版協
会、1993年) 54-67頁
若桑みどり 『イメージを読む―美術史入門 (ちくま書房、1993年)


出典:若桑みどり 『絵画を読む イコノロジー入門 NHKブックス』(日本放送出
版協会、1993年) 口絵2-3

by hanajiro_voice | 2002-09-29 21:52 | そのほかのお話
花次郎イベント情報 ~ 十五夜 ~
♪うさぎうさぎ 何見て跳ねる? 十五夜お月様見て跳ねる♪

日中はまだまだ暑いですが、朝夜は少しずつ涼しくなってきました。
今年の十五夜は9月21日(日)。十五夜のお月様のことを「中秋の名月」と言いますが、中秋の名月は必ずしも満月とは限らないのを知っていましたか?
過去150年間で満月だったのは三分の一だそうです。 
今年は、なんとなんと満月が見られますよ。十五夜の夜は、お団子とススキを飾って、まんまるお月様と一緒に秋の夜長を楽しんでみませんか?


<お月見っていつから始まったんだろう?>
お月見行事は9~10世紀に中国の「中秋節」が伝わったとされます。
この祭日は古代中国の帝王が秋にお月様を祭ったことに由来します。
江戸時代以降になると、ひとつの農耕儀礼として一般庶民に広まりましたが、その背景には「初穂祭」(秋の収穫祭)があったとされます。
自然の恵みに感謝して秋に色々なお祭りをしました。この時期に多く祝われたのがサトイモの収穫でした。
そのために、お月見にサトイモを供える風習ができ、この名月を「いも名月」などと呼ぶそうです。
中秋は、1年で最も月が美しいといわれます。月の出も早めになり、それほど待たずにお月様が拝めます。また、ほどよい高さにお月様が浮かんでいるのです。なんとも、素晴らしいですね。


<なんでお月見にはお団子?>
中国では、この日に月餅を食べる習慣があったのですが、それが日本に伝わるとお団子になってしまったようです。お団子は、月齢に合わせて15個供えるところが多いそうです。
その他に十五夜にお供えするものは、地方によって異なりますが、ススキ・おみなえし・ワレモコウ、そして収穫物などです。


<どうしてお月様にはうさぎが住んでるの?>
それは仏教説話に由来します。
昔々、帝釈天が老人の姿で動物達に食べ物をくれと頼んだ時に、猿は木の実を、狐は魚を取ってきて老人に与えました。しかしうさぎは何も取って来れませんでした。そして自ら火の中に飛び込み自分の肉を与えたと言います。これを哀れに思った神様が、月の中にうさぎを蘇らせたのだと言います。


<十五夜のお月様の名前>
・中秋の名月・・・陰暦で秋は7~9月。その真ん中の8月15日に見られるお月様のことなので、中秋の名月。
・今宵の月・・・「今日の月」とも言いますが、しばしば中秋の名月を指します。
・望月夜・・・満月のことですが、特に中秋の名月を指します。
・三五(さんご)の月・・・3×5=15で、十五夜です。言葉遊びですね。

中秋の名月を「十五夜」と呼ぶのに対し、次の日は「十六夜(いざよい)」。
「いざよふ」とは古語でためらうという意味。十五夜よりも少しためらうように出るからです。
十七夜は「立待月(たちまちづき)」。
十八夜は「居待月(いまちづき)」。
十九夜は「臥待月(ふしまちづき)」。寝て待つほどゆっくり出るのです。
その次は、夜更かしするほど待つ「更待月(ふけまちづき)」。
なんと風流なのでしょうね。


<もうひとつの名月・・・十三夜>
十五夜とともに、月にお供えをする日があります。それが十三夜。旧暦で9月13日のことです。今年は10月18日。
「のちの月」や「女名月」と呼ばれ、十五夜だけを見て十三夜のお月様を見ないのは「片月見」と言って、よくないとされました。十五夜は「芋名月」ですが、十三夜やマメや栗をお供えするので「豆名月」「栗名月」などと呼ばれるそうです。


いかがでしたか?

花次郎のオススメコーディネートは、黄色いピンポンマムをお月様に見立てて、ススキ・ワレモコウ・りんどう(今が旬です!!)などを一緒に活けてみませんか?
by hanajiro_voice | 2002-09-15 17:32 | そのほかのお話
花次郎イベント情報 ~ 重陽の節句 ~
9月9日は「重陽の節句」です。菊の節句とも呼ばれ、現在ではあまり馴染みはありませんが、以前は長寿を願う節句として親しまれていました。

<重陽って何だ!?>
中国の陰陽思想では、偶数は陰、奇数は陽とされ、9は奇数の数字の最大であり、陽のきわまった数字と考えます。その9が重なっているので、「重陽」なのです。

<不老長寿の薬!?>
中国では、重陽の節句に邪気を払うグミの実を採りに出かける「登高」という行事や、菊のお酒を飲んで800歳以上生き続けたと言う伝説から、菊は「不老長寿の薬」とされています。菊を浮かべたお酒を縁起の良い9月9日に飲む習慣ができました。

それが日本に伝わって、平安時代には宮中行事となりました。菊の花を浮かべたお酒を交わしたり、菊を題材に漢詩や和歌を作ったといわれてます。
また「菊着絹(きくのきせわた)」といい、菊の花に絹をかぶせ、霜よけとし、その香りと露をうつしたもので、体をなでると肌が綺麗になり、長寿になれるというのも、中国から伝わりました。これは「枕草子」や「紫式部」にも登場します。

<菊家紋>
菊の家紋は、平安時代に宮中で使用され始め、後鳥羽上皇が特に好んで使用し、御服・輿車・懐紙にまでk菊花の文様をいれたと言われています。菊の家紋は70種を超えるそうです。そのうちに庶民も使用するようになり、それでは示しがつかないということで、明治2年に使用禁止になり、皇室の正式な紋章となりました。

ここからは、少し違ったお話をします。
<キク科のお花>
キク科のお花には、みなさんのよく知っている花がたくさんあります。
たとえば、ひまわり・ガーベラ・アスター・ダリア・コスモス・マトリカリアなど。おなじみのメンバーですね。
キク科の花には特徴があります。スプレー咲きのものは上のつぼみから順々に咲いていくことです。
今度見かけたら、ちょっと観察してみてください。

<菊はお葬式のお花?>
いいえ、違います。みなさん、菊というと暗いイメージを抱くかもしれません。でも、そうではないんですよ。みなさんのイメージする菊よりも全然かわいい菊たちがたくさんいます。それらは「マム」と呼ばれています。花束にもリクエストがありますし、家庭用に買っていかれる方もたくさんいます。


以下に、花次郎で人気のマムたちを紹介します。

・ピンポンマム 大輪のまんまるボールのような菊です。白・黄色・オレンジ・グリーン・ピンクなど
・スプレーマム スプレー咲きの小さめの花がたくさんついたタイプです。一番人気はグリーンの「ヨーコ・オノ」ですね。ひまわりのような元気な黄色のマムや、ペールトーンのかわいらしいマムも人気です。

他には、花びらが細いタイプの「スパイダー咲き」 や、デルフィニウムのようにライン状に花がつくタイプの「デルフィマム」などあります。 

by hanajiro_voice | 2002-09-08 17:19 | そのほかのお話
花次郎イベント情報 ~ 世界の国花 ~
今回は、世界の国花について、お伝えします。


<国花って?>
国花は4000年ほど昔、エジプトで青い熱帯スイレンを国花としたのが始まりで、現在では100近くの国に国花があります。国花は正式に定められているのではなく、国民の生活に溶け込み、親しまれ、習慣的に国の象徴の花となっている場合が多いようです。
国花は1つの国に1つとは限りません。複数あったり、州によって花が違ったりもします。


<日本の国花>
日本の国花は桜ですよね。でも菊も古くから親しまれ、桜と菊の両方が国花とされているようです。国樹を定めている国も多く、桜は国樹、菊は国花と分けて考えることもあるようです。
菊、、、そういえば、パスポートの表紙の花や、皇家の紋章も菊でしたよね?菊の花は、高貴・威光の紋章とされ、平安・藤原時代から菊花の文様が上層貴族に好んで使われていました。皇室では鎌倉時代初期から菊花紋が愛用され、次第に皇室の紋章として定着していきました。しかし、公家・大名ばかりか、商人まで菊花紋を商章として使うようになり、皇室では紋章の権威が失われるのを恐れ、明治初めに「十六弁八重表菊」を皇室の、「十四弁一重裏菊」を皇族の、正式紋章と定め、皇室・皇族以外はこれを使うことを禁じました。(菊の御紋章)


<オーストラリアの国花>

オーストラリアの国花は、「テロペア(別名ワラタ)」。ワラタはオーストラリア先住民アボリジニの言葉で「赤い花」を表わす通り、燃えるような真っ赤は花です。でも、ワラタは昔々、白い花だったそうなんです! そのわけは。。。アボリジニの伝説を紹介します。

昔々、ジャミソン渓谷という、神様お気に入りの渓谷がありました。神様はここによく似合う純白のワラタを植え、その花をとても愛していました。
ジャミソン渓谷には、狩りの名手が住んでおリ、彼は部落の娘達の憧れの的でした。
彼は、娘達の恋心にも全く気付かず、狩りに夢中になっていました。それでも、恋焦がれて若者の後を付きまとっている少女が一人いました。
ある日、ギャング一団が若者のしとめた獲物を奪って逃げていきました。若者はギャングを追いかけ、ジャミソン渓谷の真ん中で争った結果、ギャング一団を打ち倒し獲物を取り戻しましたが、争いの途中で受けた傷が深く、その場で息絶えてしましました。若者のあとを追ってきた娘は、若者の死を悼み、純白のワラタで死体を被い、手厚く葬ったのでした。
しかし、それを見た神様は、愛する純白のワラタが血に染められたことに激怒し、ジャミソン渓谷のワラタはおろか、この世界からワラタの姿を消してしまったのです。
数年後、枯れたワラタからこぼれおちた種からは、芽が出て成長し、再び花を咲かせたのです。ところが生まれ変わったワラタは、神様の大好きな純白ではなく、まぶしい太陽の光を受けて真っ赤な大輪の花を咲かせたのでした。。。


<オランダの国花>

オランダの国花は、もちろん・・・チューリップ!!
チューリップが発見され、改良が進む17世紀には、驚くほどの人気を博し、法外な価格で取引されたり、球根1つのために一身代をつぶす人が続出するなど、「チューリップ狂時代」と呼ばれる程でした。オランダに伝わるチューリップの話を紹介します。

城下町に住む愛らしい少女。。。3人の騎士にプロポーズを受けます。それぞれから家宝である冠、剣、金塊を贈られたのですが、断りきれずに、花の女神フローラに祈って花に変えてもらったそう。絞りの花は王冠、葉は剣、球根は黄金(金塊)を表わし、人々はその花をチューリップと呼んだのでした。そしてその少女の純潔の証に、チューリップの花はつぼみの形を しているのです。



以下にその他の国の国花を一部紹介します。


アメリカ----インディアナ州・・・チューリップの木
        バージニア州・・・はなみずき
        コネチカット州・・・ハナビシソウ(カリフォルニアポピー:花次郎で入荷できます)
        ハワイ州・・・・ハイビスカス

イギリス----バラ
イングランド・・・アザミ
       スコットランド・・・にら
       ウェールズ・・・スイセン(準国花)(花次郎で入荷できます)

イタリア----デージー(ひなぎく)

インド----けし(花次郎で入荷できます)

インドネシア----ジャスミン(花次郎で入荷できます)

オーストラリア----ワラタ 
           ユーカリの木(準国花)(花次郎で入荷できます)

オランダ----チューリップ(花次郎で入荷できます)

韓国----むくげ

スイス----エーデルワイス

スウェーデン----ドイツスズラン

ロシア----ひまわり(花次郎で入荷できます)

中国----梅(花次郎で入荷できます)

朝鮮----スモモ

ドイツ----ヤグルマギク(花次郎で入荷できます)

トルコ----野生のチューリップ

フィンランド----ドイツスズラン

フランス----アイリス(王室の紋章にもなっています)

ポルトガル----ラベンダー

南アフリカ----プロテア(花次郎で入荷できます)

by hanajiro_voice | 2002-09-03 17:08 | そのほかのお話
イベント情報 ~ 花火 ~
今週のイベント情報は、「花火」についてです。
今年は、花火見に行けなかったぁ・・・なんて言わないで下さい。まだまだ花火大会はありますよ。
今年は少しお勉強してから出かけませんか?


<花火はいつごろから日本の夜空を彩っているのでしょう?>
みなさんもよくご存知の通り、1543年にポルトガルから鉄砲が伝わり、鉄砲や火薬の研究・製造が進められました。筒に火薬をこめて緊急の連絡や合図に煙を上げる「烽火(のろし)」や、矢の先に火薬の筒をつけた「火矢(ひや)」の製造も火術家、砲術家の重要な仕事でありました。「灯火」や「火矢」が花火のルーツです。
1613年8月、徳川家康が駿府城でイギリスの使者と花火を見物しています。花火はこのころから、だんだんと人々の楽しむものとなりました。
1733年5月には、現在の隅田川の川開きに花火が打ち上げられ、今日に続いています。


<花火の名前>
夏の夜空に咲く大輪の花、花火。花火というだけあって、花や植物に模してあるものがたくさんあります。
代表的なものは「菊」と「牡丹(ぼたん)」。星(花弁)が中心から尾を引いて広がるものを「菊」、尾を引かず星がパッと開くものを「牡丹」と呼びます。花の中心に芯があると名前に「芯」の字が入ります。
例えば、玉名に「銀芯紅牡丹」とあれば、赤色の尾を引かない花が咲いて、中心に銀色の芯が浮かび上がる事になります。


その他に、ポインセチア・ひまわり・やしの木・ダリヤ・かすみ草などの名前のついたものもあります。<日本の花火と外国の花火の違い>
日本の花火は、まんまるです。玉もまんまる。中につめる星(火薬)もまんまる。星は別々の色を出す火薬を何層にも重ねて丸めるので、途中で色が変わったりします。
球体の中心にある「割火薬」によって星を四方八方に球形に飛ばし、まんまるい花を咲かせます。

外国の花火は丸くありません。玉の形は円筒型で、円筒型の星をつめます。一種類の色の火薬だけを機械でプレスして作るので途中で色が変わったりはしません。円筒の片方のフタが外れて中身を放出させます。円筒形なので同じ直径なら、球形の入れ物より中身をたくさん詰められるという利点もあります。短い円筒形の花火をいくつか重ねて、順に点火していくこともできます。各筒の内容を異なるものにすれば、内容の濃い花火を打ち上げる事が出来ます。


<魔よけの花火>
福島県浅川町では、魔よけ花火として、古くから悪疫退散・無病息災などの願いを込めて、打ち上げられた花火の「カラ」を軒先に吊るす風習があるそうです。おもしろいですね。


いかがでしたか?花火大会まだの人も、もう楽しまれた方も、ちょっとちがった角度から花火を楽しんでみませんか?

by hanajiro_voice | 2002-08-16 18:17 | そのほかのお話
花次郎イベント情報 ~ ミズバショウ ~
♪ 夏がくれば思い出す ♪
夏といえば尾瀬! 尾瀬といえばミズバショウ!

ミズバショウは湿地一面に群がって咲くサトイモ科の多年草です。
白いホウに包まれて棒状の花軸があり、ここに薄い緑色の小さな花が集まっています。
茎は地中深くに潜り、表面にでてくる事はありません。
葉がバショウの葉に似ているために、この名前がつきました。

ミズバショウに似たお花で同時期に開花するザゼンソウというものがあります。
お堂の中で一人、座禅を組むお坊さんに例えられています。
別名「ダルマソウ」は達磨大使にちなみます。
ミズバショウとセットになって紹介される事もありますが、湿地帯にはあまりありません。

サトイモ科のお花には、ほかにアンスリウム、スパティフィラム、サトイモなどがあり、
どれもミズバショウと同じホウと花穂(かすい)を持つお花です。


尾瀬にはミズバショウのほかにも美しい高山植物がたくさん咲いています。
尾瀬と名のつく植物は12科18種類あるそうです。
ここでは、よく知られている高山植物を取り上げます。



・・・高山植物・・・
 高木限界よりも標高の高い高山帯(中部地方で2400m付近)に自生する植物の総称です。
高山帯は、風も雪も激しく、紫外線も強い場所です。
しかも土壌の水分や栄養分も乏しく、気候も変わりやすく、植物にとって、よい条件とはとてもいえません。
しかし、その条件の中でも適応できる機能をもっています。
一般に、地上部は小さく地下部は発達しています。
特に葉は小さく、多肉になったり、毛で覆われていたり、針状やうろこ状など、様々な形が見られます。
また、花は比較的大きく色鮮やかなものが多く、生育期間も短いので、ほとんどの種の花が、いっせいに咲くので、ほんとうに素敵です。


<コマクサ>ケマンソウ科
 日本産の高山植物の中でいちばん美しいといわれています。
花の形が馬の顔に似ているので「駒草」と呼ばれます。
他の植物が育たないような磯地に転々と群落を作っています。

<ホソバヒナウスユキソウ>キク科
 尾瀬の至仏山と谷川岳のみに特産するエーデルワイスの仲間です。
細い葉の表面には綿毛で覆われていて、花のように見える星型の部分は、
花びらではなく葉の変形したホウで、中心の黄色い部分が花です。

<チングルマ>バラ科
 どこの高山でも見られる代表的な高山植物です。
茎はよく分岐してマット状に広がるので、とても大きな株になります。
花が終わるとテッセンのように、長い毛をもつ小さな果実をつけます。
和名は、この長い毛が風に揺れる様を「稚児車(ちごぐるま)」に見立てています。

<ツガザクラ>ツツジ科
 スズランに似たつぼ型のピンク色の小さなお花をつけます。
葉の形が針葉樹のツガに似ていることから、この名前がついたとされます。
とても愛らしいお花が一面に咲きます。



・・・近くのオススメ高山スポット・・・

<伊吹山>
 滋賀県と岐阜県の県境にある南北に連なっている1000m~1300mの山々で最南端に
位置する1377.4mの山です。8合目まで車で行けます。
伊吹山にもイブキと名のつく植物があります。
ここでしかみられない「イブキアザミ」「ルリトラノオ」を見に行ってみてはいかがですか?



<六甲高山植物園>
 六甲ケーブルと山上バスで行けます。これから見頃のお花は、ハガクレツリフ
ネ、サギソウ(鳥のサギに似ているお花です)、マツムシソウなどです。
〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150  TEL.078(891)1247
   


by hanajiro_voice | 2002-08-11 18:28 | そのほかのお話
花次郎イベント情報 ~ 毒のある植物 ~
―毒のある植物は、身近にひそんでいる!?―

前回、朝鮮朝顔の毒性について紹介しましたが、今回はその他の毒のある植物についての紹介です。
以下に紹介するお花達は、毒はありますが薬草としても使われています。
毒があるからといって、毛嫌いしないでくださいね。

<トリカブト>
毒のあることはよく知られていますよね。北半球に広く分布する多年草で秋にとっても綺麗な紫の花をつけます。
しかし全草に毒があり、特に地下部に強く、矢毒などに用いられました。知覚神経の麻痺を起こします。
もちろん正しく使えば、身体の弱った人の新陳代謝を改善するのに役立ちます。でも素人の使用は禁物ですよ!


<キョウチクトウ(夾竹桃)>

写真:青木繁伸
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden

夏に赤や白の花を付けるキョウチクトウですが、この花の毒の成分は強心配糖体という心臓に作用するもので、葉・花・枝・茎、また折った時に出る白いミルクなど全ての部分に含まれます。
致死量は人の体重1キロあたり0.30ミニグラムで、青酸カリよりも猛毒だそうです。
枝が伸びたからといって、剪定し燃やしただけでも、その煙から毒が発生するという、やっかいなお花です。



<スズラン>


みなさんの良く知っているブーケにも大人気のスズランです。
スズランの成分はとても水に溶けやすく、花をいけた水を子供が誤って飲んだだけでも死に至ります。
花が終わった後には赤い実をつけますが、その実を子供が誤って食べて死亡する事故は多く発生しています。
中毒症状ははじめに激しい胃の痛みが起こり、嘔吐、頭痛、涎を流すなど。次第に体温が下がり、心臓が止まることもあります。



<アセビ>

写真:青木繁伸
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden

春に咲く、スズランに良く似た花をたくさんつける木です。葉っぱは殺虫剤にも使われます。
漢字では「馬酔木」を書かれますが馬が食べると酔ったふうに苦しむことからこの漢字になったといわれます。
また和名のアセビは食べると足がしびれることから、足痺れ(アシシビレ)→アシビ→アセビとなったそうです。



<福寿草>

写真:青木繁伸
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden

晩秋に芽を出し冬に花が咲きます。種子から花を咲かせるのに5年以上かかるため、栽培は容易ではありません。
春一番を祝う花として喜ばれ、別名ガンジツソウと呼ばれ、福を招く縁起のよい花として喜ばれ、福寿草という名前がついています。
全草有毒ですが、強心・利尿剤としてジキタリスの代用とされることもありますが、用量を間違えると心臓麻痺を起こします。




<ジキタリス>

写真:青木繁伸
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden

6~7月に大型の釣鐘型の花が下から順に咲きます。
英名のフォックスグラブを訳して、キツネノテブクロとも言います。
もともと薬草として栽培されていたもので、強心作用・利尿薬として用いられます。
しかし劇薬なので誤食すると危険です。



いかがでしたか? 結構身近にありますよね、毒のあるお花。
小さなお子様のいる方や、ペットを飼ってらっしゃる方、気をつけたいですね。。。

by hanajiro_voice | 2002-07-27 12:45 | そのほかのお話
花次郎 イベント情報 ~ お盆について ~
今回は、お盆についての豆知識です。
「え?なんで7月なのにお盆の情報?」と思ってらっしゃる方、じっくり読んでみて下さい!!


①どうしてお盆と呼ばれるようになったの?

梵語(インドの古語)の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という言葉に由来しています。
「盂蘭盆(うらぼん)」とは倒懸(さかさづり)になっているのを救うという意味です。
あの世で非常な苦しみを受けている死者を供養し救うという仏教行事で、中国で成立した盂蘭盆教をもとにしたものだそうです。
日本では推古天皇の606年にはじまり日本書紀に記されています。
平安、鎌倉時代から江戸時代に入ると民間の行事としてさかんになりました。
中国の三元(上元は正月15日、中元は7月15日、下元は10月15日)と結びつき、「盆礼」といって、親族知人の家を訪ねてあいさつして進物の贈答をすることが行われました。
次第にお中元の風習や「盂蘭盆」となり、「お盆」と呼ぶようになったそうです。


②お盆っていつ頃のこと?

お盆は「お盆休み」などといわれるため、8月中旬だと思われていますが、実は地域によって時期が異なるようです。
一般的に、関東・東北で7月、関西・北海道・新潟・長野などで8月、中国・四国・九州などで旧暦といわれています。
8月のお盆のことを「月遅れ盆」と言ったりします。
旧暦7月15日は、2002年は8月23日でした。

③お盆に飾るものには、どんな意味があるの?


・ほおづき  
霊が戻ってくる時の目印として、迎え火と一緒に飾ります。
    この時期に合わせて、浅草寺では「ホオヅキ市」が開かれます。
    (迎え火とはご先祖様をお迎えするために焚く火のことです)

・きゅうりの馬とナスの牛
     麻柄(おがら)(麻の皮をはいだ茎を乾燥させた物)で足の部分
     を刺して作り、ご先祖様に、「馬の乗って早く戻ってきていた
     だき、牛の乗ってゆっくり帰っていただくため」といわれています。

・ハスの花  造花のハスの花を飾ります。
     仏様の多い家では、花数の多いものをかざり、一年間仏壇に
     かざり、次の年のお盆にマコモ(水田の用水や沼地に
     生える葦科の植物)の船と共に流します。

その他、桔梗や萩も飾ったりします。




④どうしてお盆に「盆踊り」?

もともとは仏教に由来しており、平安時代に空也上人によってはじめられた念仏踊りが、盂蘭盆の行事と結びつき、「精霊を迎え、死者を供養する」ためのものという意識になっていきました。
室町時代の初めには、太鼓をたたいて踊るようになったといわれています。
そのうちに宗教的な意味は薄くなり、民衆の娯楽として発展していったようです。


⑤五山の送り火

有名な京都の大文字焼きですが、正式には「京都五山の送り火」といいます。
読んで字のごとく、ご先祖様の精霊をあの世にお送りする「送り火」と同じ意味を持っています。
その始まりは、平安初期とも、室町時代中期やとも、江戸時代初期とも言われています。
現在は「大」「妙」「法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の計6文字が描かれています。
お盆の締めくくりに、京都にでかけてみてはいかがですか?


今回のお盆についての情報、いかがでしたか?
慣れ親しんでいる行事ですが、知らないこともあったのではないでしょうか?


発行:フラワーショップ花次郎
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by hanajiro_voice | 2002-07-14 19:39 | そのほかのお話

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